資産運用におけるリスクについて

前回のブログで、「リスク」と「リターン」という言葉が出てきました。

「リターン」は「儲け」ですのでわかりやすいと思いますが、比較的わかりづらい「リスク」について解説します。

アセットマネジメントOneさんの資料をお借りしてご説明します。

下図は各資産ごとのリスク・リターンを年率換算したデータで、資産ごとの特性もわかる図になっています。

例えば、日本株式はリターンが14%程度、リスクが18%程度となっています。

これの意味するところは、「2012年3月末~2017年3月末の5年間、14%̟±18%、つまり、概ね32%~-4%の範囲に収まってました」という事なのです。

下のグラフをご覧ください。1σから-1σの間で68.27%になっています。日本株式の場合、この1σから-1σが14%±18%という事なのです。

資産運用においては1σから-1σだと68.27%の確率ですから、もっと大きくぶれる可能性もそれなりに残る計算になります。簡易的には2σ~ー2σまで考慮すると良いとされています。

日本株式のケースに当てはめると、リスク18の2倍を14%に足したり引いたり、つまり、50%~-22%の間になりますね!

もちろん、あくまで過去の値動きから見てという事になるので、将来もそうなるとは言い切れません。しかし、それそれの資産がどの程度値段が動くのかは、推し測れると思います。

 

資産運用を考える時にはまず、「この資産はどの程度の値動きがあるのか」を確認するようにしましょう。そして、その値動きの程度が許容できるのか、大きく上がったり下がったりすることにご自身は耐えられるのか、大きく上がったり下がったりしても大丈夫な金額なのか、よく考えてみてください。「リスク」はその際の目安になりますので覚えておいてくださいね。

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